施設関連用語 |
調整池 |
水道用水供給事業体において、送水量の調整や異常時の対応のため浄水を貯留する池。送水施設の一部であり、送水施設の途中または末端に設置される。 |
配水管 |
浄水場でつくられた水を安全かつ円滑に需要者に輸送する管のことで、配水池から各地域まで水を配る。 |
配水池 |
給水区域の需要量に応じて適切な配水を行うため、浄水を一時的に蓄える池でほとんどが標高の高い場所にある。 |
取水塔 |
ダムなどの貯水池から取水するために設けられた塔状の構造物。取水塔は水温や水質などの影響を考慮しながら、水深によって選択して取水することができる。 |
弁室 |
バルブを設置してある箱形の構造物、ボツクスなど。 |
急速ろ過 |
沈殿処理した水を120〜150m/日程度の速度で、ろ材(砂など)を通し清浄な、ろ過水を得る方法。 |
凝集 |
水中の微細な浮遊物質やコロイド状物質を凝集剤によりフロック(水に凝集剤を混和させた時形成される凝集体)にする。凝集に及ぼす因子として撹拌、アルカリ度、水温、PH値、注入率等がある。 |
排水(汚泥処理) |
沈殿汚泥など浄水場で発生する汚泥を天日乾燥や機械脱水で処理すること。水質汚濁防止法の排水規制法によるもので、脱水された汚泥はケーキといい埋立や有効利用される。 |
空気弁 |
管路内に混入あるいは水中から遊離した空気を管外に排出するバルブ。現在の空気弁は工事のときに排水しやすいよう吸気機能も有している。 |
滅圧弁 |
低圧側の障害発生防止のために、バネなどを用いて二次側の水圧を一次側の水庄より低い一定圧力に保つバルブ。 |
仕切弁 |
管路内の水の流れを制御する制水弁の一つで弁体が上下または左右に動き、水を垂直に遮断して止水するもの。 |
有効貯水量 |
貯水池の容量のうち、洪水調節や用水補給などのために利用できる容量のこと。総貯水量から堆砂容量、死水容量を引いたもの。 |
テレメーター |
遠方に設置された施設および設備機器(テレメーター)を制御所から遠方監視および操作設備によって監視制御すること。テレメーメータ・テレコントロール(遠方監視制御)とも呼ぶ。 |
流量計 |
単位時間に流れる気体や液体の体積を測る容積流量計と流速を測って間接的に求める瞬時流量計とに大別される。容積流量計にはガスメーター、水道メーターなどがある。瞬時流量計には{電磁流量計、超音波流量計などがある。 |
導水管 |
原水を取水施設から浄水場まで送る管。 |
送水管 |
浄水場できれいにした水を配水池などへ送る管。 |
活性炭 |
活性炭とは、表面に非常に小さな穴が無数にある炭素の物質で、表面積が極めて大きいために、有機物質の吸着力にすぐれている。形状から、粉末活性炭と粒状活性炭に分けられ、浄水の高度処理に利用される。 |
取水制限 |
渇水によりダム貯水池等の貯水量や河川流量が低下し、河川管理者が取水量を制限すること。 |
給水管 |
給水申込者に対して、必要な量の飲み水を供給する管のことで配水管から分岐し各家庭まで水を運ぶ。 |
水利権 |
河川の水を排他的、継続的に使用する権利。河川法の規定により河川から取水することを認められた権利。 |
給水区域 |
水道事業者が一般の需要に応じて給水を行うことのできる区域。なお、給水区域を広げる場合には、厚生労働大臣(都道府県知事)の認可を受ける必要がある。水道事業者は、この区域内において給水の義務を負う。 |
給水制限 |
渇水時において、ダムから水を引く量を減らし、市町村に送る水の量を割限すること。制限は水源状況を考慮しながら、段階的に行う。 |
自然流下 |
水が高い場所から低い場所へ流れる性質を利用して、ポンプ運転に必要な電気エネルギーなどを使わずに水を送る。 |
間欠式空気揚水筒 |
ダム湖へコンプレッサーにより空気を送り込み湖水を循環させる装置。 |